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ひろしま歴史街道散策くらぶ
8月定例報告会<2014.8.21>
○ひろしま歴史街道散策くらぶ:8月定例会報告 平成26年8月21日(木)>



1.開催日時 平成26年8月21日/木曜日
2.講演会場:広島市中央公民館 
3.散策会 
:猿猴橋~稲生神社~山王神社~比治山神社~多聞院~千田廟公園~広島市郷土資料館


講演会場を地図で見る(広島市中央公民館:■←googlemap)


(1)講演会・10:00~11:30
○テーマ:古代山陽道と備後国建国
・講演 内容:古代山陽道に沿う八つの令制国を巡るシリーズの第5回「備後国建国」
 
備後国は古代吉備国より備前・備中両国と共にに分置され、備後国には七道の山陽道が通り、国内には14郡65郷があり駅家は3(4)駅ありました。

吉備穴国造と吉備品治国造の領域を基本に、国府は府中市内に国分寺は旧神辺町に、一宮は旧新市町に吉備津神社と素戔嗚神社が所在しました。近世幕藩体制下には、水野氏から一時天領となり、松平氏や阿部氏と藩主が替わっています。

国域は広島県東部にあたり、福山市域を始め東広島市・尾道市・三原市・三次市の一部を除き、府中市、庄原市、世羅郡、神石郡の範囲となっています。

旧福山藩領は明治時代に、岡山県西部域と合併し深津県にその後に小田県となり岡山県に編入されました。明治8年に広島県と合併し広島県の一部となり、広島県となるまで幾多の紆余曲折があり、地域の人心は定まらない情況で、福山気質が培われています。
 

(2)散策会 13:30~17:00
○テーマ:「広島城下東郊と京橋川風物詩」 天候:晴 

集合場所:JR広島駅南口:噴水前 13:30 (■←googlemap)

〇今回のルート詳細

より大きな地図で ひろしま歴史街道散策くらぶ20140821 を表示

・散策経路
:猿猴橋~稲生神社~山王神社~比治山神社~多聞院~千田廟公園~広島市郷土資料館


・散策内容:
広島駅に集合し西国街道の一部を通り猿猴橋を渡り、戦前あった欄干の飾りは供出されたといわれます。寺紋が武田菱の廣寂寺を訪ね稲生神社に参り、三次藩士から広島藩の武術師範となった稲生武太夫が祀られ、厄災除けの神社となっています。

浄念寺から椿が有名な妙詠寺に参り、法正寺では広島県初の内閣総理大臣加藤友三郎の墓標があります。段原骨董通りにある蓬莱鶴酒造の専用井戸や火の見櫓を横に、祭神は猿田彦大神で火災除けの神である山王神社に参拝しました。
明泉寺には被爆建物の鐘楼門があり、爆心地から1900mで比治山の陰で倒壊を逃れた様です。比治山神社の祭神は大国主大神など5神が祀られ、正保3年3月に鎮座し元は黄幡大明神と称されていました。多聞院は爆心地から1700mにあり、被爆し本堂は屋根が壊れ鐘楼は今なお壊れたままの情況です。境内には幕末に思想家の頼山陽を輩出した頼家一族の墓があります。

比治山下電停から市内電車で移動し、県病院前電停で下車し千田廟公園に参り、現在は狭く昔は大型モールがある所まで公園でした。千田貞暁は宇品港を開いた広島県令で、私財も投じ宇品地区の干拓事業を完成させました。明治33年には千田廟社も建てられ、当時の遺徳を偲びました。明治天皇が行幸された御幸通りを通り、広島市郷土資料館を見学しました。

建物はレンガ造りの旧陸軍糧秣支廠建物で、明治44年に陸軍用の缶詰を製造し、現在は広島市指定の重要文化財となっています。広島市特産のカキ養殖、山繭、麻造り、川船、かもじなど、古き良き時代の庶民の生き生きとした生活が伝わる展示が多くなされていました。山繭や麻布造りの体験コーナーもあり、子どもから大人まで楽しめるように成っていました。

今回は広島城下東郊の江戸時代を主体に、明治から昭和へ更に平成の街並を歩き回り、夕刻解散しました。


解散場所:広電宇品線県病院前電停 17:00解散 (■←googlemap)


◎講師・案内 佐々木卓也指南役

(3)開催状況:講演会:18名 散策会:16名

(4)交流会 17:30~20:00
 散策会終了後に紙屋町界隈に移動し、12名参加(内女性6名)にて交流会を開催しました。


(5)配布資料:
1、「古代山陽道と備後国建国」4枚組
2、当日散策地図・説明書 2枚組


以上、「ひろしま歴史街道散策くらぶ」平成26年8月の活動報告でした。 
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7月定例報告会<2014.7.17>
○ひろしま歴史街道散策くらぶ:7月定例会報告 平成26年7月17日(木)>



1.開催日時 平成26年7月17日/木曜日
2.講演会場:広島市中央公民館 
3.散策会 :大歳神社・両延神社・光西寺観音・惣社大明神・徳行寺・杉薬師・明神社 


講演会場を地図で見る(広島市中央公民館:■←googlemap)

(1)講演会・10:00~11:30
○テーマ:古代山陽道と備中国建国
・講演 内容:古代山陽道に沿う八つの令制国を巡るシリーズの第4回「備中国建国」

 吉備国は、強大な一人の長が支配していたわけではなく、小さな部族が集まって出来ていました。多くのの古墳が築かれた時代には、吉備の勢力は大和と均衡していたと思われます。大和朝廷は、大国吉備を分割し勢力の分散を図りました。

 『日本書紀』の仁徳天皇67年条に吉備中國(なかつくに)という文言が出てきます。これが、備中国一宮吉備津神社が建つ中山辺りで、備前・備中両国の中間あたりに位置していました。古代より下道国造・加夜国造・笠臣国造などによって治められてきましたが、律令体制に伴い、徐々に整備され備前・備中・備後に分割され、備中国府は吉備津神社のある賀夜郡に置かれました。

 按察使・節度使等により、常に大和朝廷の監視の目があり、重税のために4郡16郷で大量の餓死者が出たこともありました。平安時代末期に十二ヶ郷用水を開いて村々を潤した妹尾兼康は、水の神として祀られています。

 戦国時代には、尼子・大内氏の係争地となっていましたが、毛利氏によって鎮圧されました。江戸時代初期には、備中国最大の松山藩や幕府の直轄地として小豆島も統治した倉敷や笠岡などの天領代官所を中心に、和鉄や綿花の生産で発展しました。瀬戸内海の流通と結びついた玉島は、松山藩板倉家の海港として栄えました。

(3)散策会 13:45~17:00
○テーマ:「中世可部荘と庄原街道筋」 天候:晴 
 
集合場所:JR可部線可部駅 13:45 (■←googlemap)


〇今回のルート詳細


より大きな地図で ひろしま歴史街道散策くらぶ20140717 を表示

・散策経路:中大毛寺バス停~大歳神社~両延神社~
        ~亀山公民館~惣社大明神~徳行寺~医王寺~浜大明神社~JR可部駅

・散策内容:
  JR可部線にて13時44分可部駅に到着後バスに乗り換え中大毛寺で下車。最初に大歳神社通称「ださあさん」を訪ね、団地を抜け山道から八幡神社として可部近郊の人々の崇敬を受けてきた両延神社を訪ねました。道の傍らのお堂では、光西寺観音を拝むことが出来ました。

 休憩をとった亀山公民館には地名の由来となった金亀伝説が記されていました。神武天皇を祀った惣社大明神(河戸神社)付近は、可部の中心地として賑わっていたそうです。最古の旧街道を通り徳行寺を訪ね、医王寺の杉薬師を訪ねました。

 川土手から広島を代表するやな場があった「河戸のやな」の場所を臨むことが出来きました。川原に降り心地よい風を感じながら歩いた後、出雲石見街道の渡し場となっていた場所も臨むことが出来ました。人間国宝級の舟大工川口さんの仕事場を見学させて頂きました。新川堀は現在より広い川幅があり、沢山の舟が入ってきていたそうです。

 可部駅構内は本陣、その線路沿い南側には一里塚があったそうで、新川堀が民家の裏手に残り脇を通ることが出来ました。太田川舟運の発着場であった船入堀跡地の公園には、当時を偲ぶ大きな鉄灯篭が残っていました。廻漕問屋が数多く立ち並び色町としても賑わったそうです。

 向かいに建つ厳島の神を祀る浜大明神社は、裏に根谷川の主運が流れており太田川との中継をする役を担っていたようです。17時過ぎ、現地にて解散し無事散策会を終えました。

解散場所: JR可部線可部駅 17:00解散 (■←googlemap)


◎講師・案内 佐々木卓也指南役

(4)開催状況:講演会:23名 散策会:17名
(5)配布資料:
(1)「古代山陽道と備中国建国」3枚組
(2)当日散策地図・説明書 3枚組

(6)特記事項:
解散後可部の翠香園にて、参加者10名(内女性7名)で、親睦会を行いました。

以上、「ひろしま歴史街道散策くらぶ」平成26年7月の活動報告でした。

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