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ひろしま歴史街道散策くらぶ
8月定例会報告<2015.8.20>
○ひろしま歴史街道散策くらぶ:8月定例会報告 平成27年8月20日(木)


(写真は新太田川橋から可部方面を望む)

1.日時 平成27年8月20日(木)
・講演会:10時から、
・散策会:13時45分から


2.会場 広島市中央公民館
・所在:広島市中区西白鳥町24-36  ・TeL:082-221-5943


大きな地図で見る■←クリックで拡大検索できます。(GoogleMap)


3.費用 参加費:500円/一人

4. 内容
○講演会:「近世社会と広島藩領」
・講演会開始時間:10時00分から 
・講演内容
「⑤街道整備と鎖国政策」
:幕藩体制を交通制度から見直し街道整備の実態を眺め
                     鎖国政策下における長崎を始め海外貿易について解説」


 「街道」とはある場所と場所を陸上で繋ぐ、近世の交通路や道路のことで、ある場所とは街や集落であることが圧倒的で、全国の主要な神社や寺院であることも多いようです。

 江戸時代には一般旅行者や諸大名の参勤交替のため、五街道や脇往還が全国で整備されました。五街道とは東海道・日光街道・奥州街道・中山道・甲州街道であり、江戸日本橋を起点とし四代将軍家綱の時代に基幹街道に定められました。脇往還としては京街道や西国街道等があり、五街道と繋がっていました。

 「鎖国」とは江戸幕府が日本人の海外交通を禁止し、外交貿易を制限した対外政策であり、一般的には寛永16年(1639)のポルトガル船(南蛮船)の入港禁止からで、嘉永7年(1854)の日米和親条約締結までの期間を鎖国といいます。

 近年になり制度としての鎖国はなかったとする見方が主流です。実質的には下記の4つの窓口で制限・管理されながら、外国との貿易は行なわれていました。①長崎口では長崎会所(天領)を通じて対オランダ・対清朝と、②対馬口では対馬藩宗氏を通じて対李氏朝鮮と、③薩摩口では薩摩藩を通じて対琉球王国と、④蝦夷口では松前を通じてアイヌと、それぞれ外国貿易や外交関係が細々と行われていました。
 
 薩長土肥を含めた西国の外様諸藩は、長崎口・対馬口・薩摩口を通じて、積極的に外交関係を樹立させ、幕末維新への胎動を見せたのです。

 江戸幕府は全国津々浦々への街道と港湾を整備させ、重農主義の下に諸国の物産を奨励したにも関わらず、海外に常に目を向けた諸藩により、それらの重商主義に目をそらしたため、結果武力整備や藩政改革により討幕運動となりました。


○散策会:「出雲石見街道と太田川変遷史」  天候:曇時々霧雨
・集合場所:「JR可部線上八木駅」
・集合時間:13時45分
・解散場所「JR可部線可部駅」

散策経路・詳細

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・散策出発地「JR可部線上八木駅」  
・散策経路
:「伊勢神社参道~太田川発電所~細野神社~太田川橋~
                       渡し場跡遠望~新川筋~下の浜」


:散策内容 
 曇空の中で定刻を少し過ぎJR上八木駅を出発し、近くの空地にて大田川流路の変遷や八木地区の説明を受け、出雲石見街道を可部に向かいました。
 
 昨年の同日8月20日に土石流災害のあった阿武山を左手に歩き、左山手にある伊勢神社を遙拝し、大田川発電所の隣の細野神社に参りました。昨年の土石流災害に遇い拝殿・本殿のみが残るのみで、石段他が土砂に埋もれたままで、石段を昇れず下から遙拝しました。
 
 少し引き返し新大田川橋を渡り、可部地区に入り大田川堤防を上流に向け歩き、雲石街道の要衝であった八木渡し場跡を可部側から見ながら、更に平成11年(1999)の土石流の疵跡が今も残る阿武山の山肌を対岸にみて、堤防を離れ現在は製作を中止している川船製作所を見学し舟大工の川口悟さんの話を聞きました。

 現在も鋳物の工業製品を製作する大和重工業㈱に寄り、会社のパンフレットを頂きました。会社のすぐ近くにある広島市天然記念物である「千代の松」をみて、JR可部駅に無事到着し解散しました。

 当日は曇天で心配した雨は降らず、むし暑い中を太田川からの微風に助けられた散策でした。


解散時間:16時45分ごろ

○案内人:佐々木卓也 指南役

5.開催状況 講演会:21名 散策会:13名
6.配布資料 「近世社会と広島藩領」⑤街道整備と鎖国政策:4枚組 散策地図:1枚
7.特記事項 
:散策後JR横川駅近くにて参加者9名(うち女性5名)にて親睦交流会を行いました。
以上


興味をもたれた方、詳しく知りたい方は下記の「連絡先」から
記載されているメール・電話番号へ、お気軽にご相談ください。

←こちらをクリックで連絡先へ移動します。
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7月定例会報告<2015.7.16>
○ひろしま歴史街道散策くらぶ:7月定例会報告 平成27年7月16日(木) 


(写真は深川橋東・安佐北区深川1丁目)

1.日時 平成27年7月16日(木)
・講演会:10時から、
・散策会:13時45分から


2.会場 広島市中央公民館
・所在:広島市中区西白鳥町24-36  ・TeL:082-221-5943


大きな地図で見る■←クリックで拡大検索できます。(GoogleMap)


3.費用 参加費:500円/一人

4. 内容
○講演会:「近世社会と広島藩領」
・講演会開始時間:10時00分から 
・講演内容:「④幕政と身分の関係」
:幕藩体制を身分制度から見直し士農工商の実態を眺め
農村社会や町人世界における情況と賤民について解説

 
 儒教において社会の主要な要素である「士農工商」(官吏・農民・職人・商人)を、江戸時代の身分制度を意味(士が武士と改変され)すると捉えられていましたが、江戸時代は士農工商という身分制度や上下関係は存在しないことが1990年代に明らかになりました。しかし「士農工商」という言葉は当時も(本来の意味で)用いられており「身分制度」も存在しています。
 
 江戸時代になると武士と百姓が分離され職業(身分)が固定され、士(武士)を上位にして農商ではなく「百姓」と「町人」を並べるものでありました。「工」という概念はなく町に住む職人は町人、村に住む職人は百姓とされました。百姓の生業は農業に限られたものではなく海運業や手工業によって財を成した者も多くいました。
 
 これに対して幕府は天保の改革の御触書で「百姓の余技として町人の商売を始めてはならない」と云って、農業の衰退を危惧したようです。農民統制のため幕府によって発令されたとされる「慶安御触書」慶安2年(1649)では百姓に対して贅沢を戒め農業など家業に精を出すように求めています。

 宗教統制として寺請証文を受けることを民衆に義務付け、禁教としてのキリシタンではないことを寺院に証明させる寺請制度がありました。


○散策会:「三田往来と深川口筋」  天候:
・集合時間:13時45分
・集合場所:「JR芸備線下深川駅」
・解散場所「JR可部線可部駅」


散策経路・詳細

「散策経路・詳細」■←クリックで拡大検索できます。(GoogleMap)


・散策出発地「JR芸備線下深川駅」  
・散策経路
:「河野の浜~船宿~大歳神社~善徳寺~道標~
          中島の大権現~友広神社~超圓寺~可部宿旧街道」
:散策内容 

 台風による風が吹く中で定刻にJR下深川駅を出発し、旧道沿いを歩き三篠川を渡りました。三篠川下流の重要な港として機能した船宿の跡と河野の浜の遺跡を見学し、近くの大歳神社に参拝し善徳寺に着きました。広島市重要文化財である梵鐘を見学し、本堂にて本尊阿弥陀如来を拝観し、当時のまま残してある飛龍の天井画を見ながらご住職の説明を受けました。
 
 築地の見事な石垣や金比羅灯籠を見ながら、尾和城跡の麓の尾和神社を右手に根の谷川を渡りました。中島地区に入り由緒の古い友広神社に参拝し、広島市保存樹の大銀杏や珍しく境内にある鐘楼を見学しました。近くにある中島の大権現に参拝し、境内の小祠と大権現とのみ書かれた石塔と10余りの小さな五輪の塔があるのみで、全く由緒は不明となっているそうです。

 中島地区の古刹超圓寺に参り、本堂の構造は創建当時そのままに残っていました。浅野家五代藩主吉長公の位牌が阿弥陀堂に安置され合掌し、本堂を背に記念写真に納まりました。江戸時代の深川筋と思しき里道を通り、出雲・石見とを結ぶ街道に沿う宿場町として賑わった可部の町に入り、浜の明神社に参拝し本殿や境内の石造物を見学し、可部夏祭りチンチロビッツの案内板を見て、JR可部駅に到着し無事解散しました。
 
当日は台風の影響を心配しましたが、風が少しあるのみで雨も降らず、降らず照らずの散策日和で、盛夏の深川口の趣を感じる良い散策ができました。

 ○講師案内 佐々木卓也指南役

3.開催状況 講演会:20名 散策会:8名
4.配布資料 「近世社会と広島藩領」④幕府と身分の関係:4枚組 散策地図:2枚組
5.特記事項 散策後にJR可部線にて横川駅に移り、駅北口にて参加者4名(うち女性2名)にて親睦交流会を行い、居酒屋の女将の手料理と世間話に暫し堪能しました。
以上


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